発熱、せき などの かぜ症状のある方は、 事前に電話087-835-3366)連絡の上、ご来院ください(発熱外来のオンライン予約も可能です)。 また、ご来院のみなさまには 引き続きマスクのご着用をお願いいたします。

超音波内視鏡

超音波内視鏡検査(EUS)は、胃カメラの先端に超音波装置がついたもので、富士フイルム社製の超音波内視鏡を用いると、通常の胃カメラとして食道・胃・十二指腸を観察した上で、ボタン一つで同時に胃や十二指腸から超音波装置を用いて膵臓や胆管、胆嚢などの隣接臓器を詳細に観察することが可能です。CTやMRIなどの断層写真と異なり、膵臓の全てが完全に観察できるというわけではありませんが、小さな膵臓癌を検出するには最も感度の高い検査方法とされています。
膵臓癌の死亡数は各種癌のうち、男性5位、女性3位、全体で4位と多く(2016年がん統計 国立がん研究センター)、増加傾向にあります。また、いまだに早い段階での発見が困難で、生存率の非常に低い癌となっています。血液検査や腹部超音波検査、CT、MRIなどにて精査されますが、治癒可能な早期の段階では症状があることは少なく、検査をされること自体が少ない状態です。

超音波内視鏡で検査できる領域

◇膵臓(膵癌、膵嚢胞性病変、膵腫瘍、膵炎)
◇胆嚢(胆嚢結石 胆嚢ポリープ、胆嚢癌、胆嚢腺筋症など)
◇胆管(胆管結石、胆管癌など)
◇その他(リンパ節 食道・胃・十二指腸粘膜下腫瘍 腹水など)

超音波内視鏡をお勧めする方

◇糖尿病を発症した方や急に悪くなった方
◇血液検査で膵臓の異常を指摘された方
◇膵臓に腫瘍や嚢胞を指摘された方
◇ご家族の方に膵臓癌の方がいらっしゃる方
◇膵管や胆管が狭いあるいは拡がっているといわれた方
◇お酒をよく飲む方 など

検診の胃カメラのついでに膵臓などが気になる方や、膵臓癌のリスクとされている、家族歴のある方(ご家族が膵臓癌など)や糖尿病、膵嚢胞性病変、慢性膵炎などの基礎疾患を有する方などは一度EUSで膵臓をみてみるのもいいかもしれません。
胃カメラと同時にEUSを行った場合、通常の胃カメラの検査時間が10分前後なのに対して、20分~30分程度かかるため、鎮静剤や鎮痛剤を使用して少しぼーっとした状態で検査を行います。

検査費用(3割負担の場合)

検査のみの料金(診察料や追加検査料等は含まず)

超音波内視鏡検査
4,500~5,300円