発熱、せき などの かぜ症状のある方は、 事前に電話087-835-3366)連絡の上、ご来院ください(発熱外来のオンライン予約も可能です)。 また、ご来院のみなさまには 引き続きマスクのご着用をお願いいたします。

食道・胃・十二指腸を直接観察することができる検査です

胸やけや心窩部痛などの症状の原因として、食道炎や胃・十二指腸潰瘍などの良性疾患の診断はもとより、胃がん、食道がんなどの悪性腫瘍を早期発見するために、当院では富士フイルム社製の最新内視鏡システムを導入しております。 また、検査の不安や嘔吐反射が強い方には、鼻から細いカメラを挿入し胃の中まで観察する経鼻内視鏡を用いた検査や、鎮静剤(眠るような薬)を使用しての検査をお勧めさせていただき、検査の苦痛が極力少なくなるよう心掛けております。

検査方法

経口

通常の胃カメラ検査で、従来からある10mm程度径の内視鏡を口から挿入し胃内を観察します。のどの麻酔をしますが、嘔吐反射(おえっとなること)や咽頭違和感は経鼻内視鏡より少し強いかもしれません。経口内視鏡では通常の観察に加えて、表面構造を拡大機能を用いて詳細に観察することが可能です(健診などの通常の観察では経口内視鏡と経鼻内視鏡では画質にほぼかわりはありません)。また、異物を取り除いたり、出血を止めたりなど処置を要する場合には必須です。通常の胃カメラ検査では検査時間は7~8分程度です。嘔吐反射や不安感が強い人は経鼻内視鏡検査や鎮静剤使用しての経口内視鏡検査をお勧めします。

経鼻

経鼻内視鏡はカメラを鼻から入れていきますが、カメラの太さは5mm程度と経口内視鏡の半分で太めのうどん一本程度です。胃カメラ検査がしんどい最大の原因は嘔吐反射(おえっとなること)ですが、カメラが細く、また、嘔吐反射をおこすのどにもあまり触れないので、経口内視鏡検査に比べてとても楽に検査できます。しかしながら、鼻の奥がせまい方では鼻血が出たり、カメラが入らなかったりする場合もあります。その場合は経鼻内視鏡を口から挿入することも可能です。以前の経鼻内視鏡は細いために画質の問題がありましたが、最新のカメラでは経口内視鏡に遜色ない画質になっています。今までに胃カメラが非常にしんどかった方や、はじめてでしんどいのはいやという人は経鼻内視鏡検査を考えてみて下さい。

鎮静

検査の時に鎮静剤を使用して寝ている間に検査することができます(完全に寝てしまうことはなくてもぼーっとした状態で検査します)。鎮静剤の効果については人それぞれで、寝てしまって全く覚えていないという人もいれば、鎮静剤をつかってもしんどかったという方もおられます。副作用としては鎮静剤の効果がですぎて血圧が下がったり、ひどいと呼吸抑制といって呼吸をしなくなってしまうことが非常にまれですがありえます。薬剤の量は調節しながら使用し、血圧や脈拍などのモニターをしっかりしながら検査しますので安全に検査は可能です。また、鎮静剤使用した場合、当日の車の運転や、寝てはいけないような仕事はできなくなりますので、車での来院は控えてください。

検査に際して

・胃カメラ検査は基本的に予約制になっております。
 お電話、ネット・LINE予約をご利用ください
・前日の夜9時以降は絶食
 (色のついていない飲み物は可)
・前日は飲酒を控えてください
・ゆったりした多少汚れても良い服装、
 かかとの低い靴でお越しください。
・ロ紅、マニキュアはつけずにお越しください。
・予約時間を定めておりますが、
 検査の種類などによっては開始時間がずれる場合が
 ありますのでご了承ください。
・お薬手帳をお持ちの方は必ずご持参ください
・血液がサラサラになる薬を飲んでいる方はお知らせ
 ください。
・血圧の薬を服用中の方は検査2時間前までに服用して
 ください
・糖尿病の方は、朝のインスリン注射や内服を中止して
 ください

検査費用(3割負担の場合)

検査のみの料金(診察料や追加検査料等は含まず)

胃カメラ
3,500~4,300円
鎮静下胃カメラ
3,500~4,500円
生検(細胞の検査)をした場合
7,300~12,000円